日本のレンタカーの歴史

2016/02/23

日本で大正時代に運転手付きのレンタカー業が始まった背景としては、自動車はもちろん免許自体所有している人が少なかったという時代背景があるようです。運転手付きというとタクシーとの違いが曖昧になりますが、レンタカーの始まりはこのハイヤーのようなスタイルが最初とされています。

日本で最初に本格的なレンタカー業が始まったのは?

日本で最初に本格的なレンタカー業が始まったのは、昭和24年だといわれています。当時は「レンタカー」とは呼ばず、「ドライブクラブ」と呼ばれる形で貸自動車業が会員制で運営されていました。しかしこの貸自動車業、交通事故やトラブル、犯罪も多く廃れていくこととなったのです。

レンタカー事業が広まったのは、ホンダのおかげ

レンタカー事業が大きく飛躍したきっかけは、昭和39年のホンダレンタカーの参入、つまり自動車メーカーが参入したことです。ホンダという自動車メーカーがレンタカー業界へ参入したことで、トヨタ・日産と続々と自動車メーカーがレンタカー業界へ進出することとなりました。各自動車メーカーがレンタカー業界へ参入することにより、レンタカー事業は大きく成長することができたのです。最初は定着しなかったレンタカー事業を、自動車メーカーが母体となって設立されたレンタカー会社が定着させました。自動車メーカーがレンタカー業界へ参入した狙いとしては、販売されたばかりの最新モデルにレンタカーで気軽に乗ってもらい、魅力を知ってもらおうというものがありました。自動車メーカー、レンタカー業界ともに活性化されることとなったかと思われます。

独立系のレンタカー会社も登場

昭和44年にはニッポンレンタカーが設立され、昭和47年にはオリエント・オート・リース(現在のオリックス自動車)が設立と、他業種(事業会社)が母体となって設立された独立系のレンタカー会社も生まれました。独立系のレンタカー会社では、自動車メーカー問わず様々な車種の車がレンタルできるのが特徴です。独立系のレンタカー会社では、高級車や商用車等普通乗用車以外の車に特化してレンタルしているところもあります。また、名古屋に本社を置くジャパンレンタカーは、一店舗にカラオケやネットカフェ等を複合しているそうです。独立系のレンタカー会社では、こうしたユニークな取り組みができるのも特徴です。

格安レンタカーは2000年代から普及

今では「100円レンタカー」等、格安のレンタカー会社をよく耳にしますが、この格安レンタカーが普及し出したのは2000年代と割と最近のことです。格安にできるのは、ガソリンスタンドが既に持っている所有地の一部を利用してレンタカーを貸し出したり、中古車を低価格で仕入れてレンタカーとして貸し出していることが理由です。2008年にはリーマンショックが起こりいわゆる不況が到来したこともあり、格安レンタカーが2000年代に普及したのはそんな時代背景があったからなのかもしれません。

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